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日常的に服用するピルと1回だけ使用するアフターピルの効果の違いとは

2020年04月14日
薬のケースと水のグラス

経口避妊薬として最近では日本国内でも普及しつつありますが、大きく分けると低用量ピルとアフターピルに大別されます。どちらを服用しても妊娠予防を目的にする点では同じですが、配合成分や使用方法、効果などにも違いがあるようです。望まない妊娠を回避するにはそれぞれの違いをふまえて、正しく服用するのがポイント。そこで両者の違いについて、主なポイントを押さえておきましょう。

まず違っているのは配合されているホルモンの種類にあります。いずれも女性ホルモンを配合していますが、含まれている女性ホルモンには違いがある訳です。低用量ピルには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲストロン)のいずれも含まれています。エストロゲンは卵子の成熟を促し排卵させる作用を持っています。これに対してプロゲストロンは子宮内膜に厚みを持たせて受精卵が着床して後、妊娠後も出産に至るまで胎児の成長を維持する機能を有しているのです。いずれも妊娠中は分泌量が図化するので、低用量ピルを服用していると、脳は妊娠していると誤認識するので排卵が抑制され、子宮内膜もあまり成長することはなく妊娠は回避されます。他方でアフターピルには黄体ホルモンだけが含まれており、排卵を遅延させるなどといった効果を持っています。

このような効果の違いは服用方法にも反映されていて、低用量ピルの場合は基本的に毎日継続して服用し女性ホルモンが一定以上の濃度で維持されることが避妊効果を得る為に必須になります。毎日一条ずつ連続して21日間連続服用して、7日間休薬するというサイクルを繰り返します。女性ホルモン濃度が下がると避妊効果を得られなくなる可能性があるので、飲み忘れは天敵です。服用を習慣化するために、休薬期間中は偽薬を服用するタイプ尾販売されているほどです。

これに引き替えアフターピルは、避妊に失敗した場合に緊急的に妊娠を回避する薬なので、毎日服用する必要はなく原因となった性行為の後、72時間以内に服用する必要があり、さらに12時間以内に再度服用することが必要です。もっとも可能な限り迅速に服用することで妊娠を回避することが可能で、72時間以内のタイミングでは6割程度の妊娠回避率ですが、24時間以内であれば9割以上で妊娠を回避できるとされています。そして値段の面でも違いがあり、低用量ピルではひと月分で3000円から6000円ほどですが、アフターピルでは1回分で総額1万円から2万円ほどかかります。